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哲学カフェは、その場に集まった人同士があるテーマについて自由に語り合うワークショップです。

今回のテーマは「怒ってるの? キレてるの? ~怒ってるときってキレてるんですか?~ 」です。

詳しい情報は以下の通りです。

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場所:MOONLIGHT BOOKSTORE (JR西千葉駅最寄り)
日時:3月21日(土)18:00-20:00
定員:12名
参加費:学生500円、一般1000円
ご予約は左記応募フォームより

(スマホでご覧の場合は下にあります)

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「なんで怒ってるのかわかる?」

 こうしたことを言われた人は数多くいらっしゃると思います。そして、言った人も数多くいらっしゃるでしょう。言われた側からすると、何言っても失敗しそうなんで、「すみません」の一言しか口に出せないような場面が大体かもしれません。言った側からすると、何を言われても的外れに感じて、イライラしたまんまといった場面が大体かもしれません。いずれにせよ困ったものです。
 さて、「なんで怒ってるのかわかる?」と尋ねる人は、その人自身が話してるように「怒ってる」はずです。もしもひとが怒ってるとき、平静の状態と違うような気持ちを持っているのだとすれば、そのズレについて考えることが「なんで?」に応える近道になるかもしれません(実際には失敗しそうです)。でも、この「なんで?」のセリフは結構不思議です。「なんで?」と尋ねるとき、人は多くの場合、理由や方法などを問いますが、平静と違う「ズレ」た状態にある人が、理性的にそのようなことを述べているのです。つまり、「怒ってる」にもかかわらず、ある意味で「冷静」なのです。
 こうしたことの一方で、「キレてる」という心の状態があるように思います。キレてるとき、例えば人は怒鳴り散らしたり物にあたったりすることがあるでしょう。このような行動をするのを「キレてる」とすると、「なんで?」と尋ねる冷静な怒りとは、まるで別の種類の何かなように見えてきます(もちろん「なんで?」と怒鳴り散らすパターンもあるかもしれません)。人はキレてるとき、怒ってるのでしょうか? それとも、怒ってるとき、キレてるのでしょうか?
 こんなことを言っておきながら、まだまだ不思議なことがあります。

「怒らないから言ってみな」

「怒ってないよ」

といったセリフです。このようなことを言ったり言われたりするとき、言ってる側の個人的感情としては、怒ってる場面が多いかもしれません。どうして「怒ってない」と話すことで、「怒ってる」ことを偽るのでしょうか(もちろん、本当に怒ってないし怒らない人もいるでしょうが)?

 このように、今回は、怒る立場からも、怒られる立場からも、様々な「怒り」についての問いをみなさんと考えられたらなと追っています。気になる方、他の人のお話しを聞いてみたい方、自分の考えを話してみたい方、ぜひ西千葉哲学カフェにいらしてみませんか? みなさんにお会いできるのを楽しみにしております。

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