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哲学カフェは、その場に集まった人同士があるテーマについて自由に語り合うワークショップです。

今回のテーマは「お金 ~なんでお金の話っていやらしいって言われるの?~」です。詳しい情報は以下の通りです。

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場所:MOONLIGHT BOOKSTORE (JR西千葉駅最寄り)
日時:04月28日 18:00-20:00
定員:12名
参加費:学生500円、一般1000円
ご予約は左記応募フォームより(スマホでご覧の場合は下にあります)

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問題:Aさんは恋人のBさんとデートをしています。
恋人の誕生日だったので、AさんはBさんに現金3万円をプレゼントしました。
すると、BさんはAさんに激怒し、帰ってしまいました。
なぜBさんは怒って帰ってしまったのでしょうか?


最初に断っておきますが、これは進行役の実話ではないです(笑)。いやー、どうしてAさんは恋人の誕生日に現金なんてあげちゃったんでしょうか。問題自体はBさんの立場になって考えるというものですが、Aさんの立場になって考えることもできる問いですね。Aさんは色々考えた結果、現金をプレゼントしたのかもしれません。例えば、恋人に鞄をあげようか、アクセサリーをあげようか、肩たたき券をあげようか迷った末に、「現金だったら恋人の自由に使えるからそっちの方がいいかも!」と思った結果のプレゼントかもしれません。ですが、単純に何も考えずに「現金でいいや」と思ったのかもしれません。他にも、実はAさんは株で大儲けした億万長者でお金は腐るほど持っているのだとしてみましょう。100万を超える鞄や時計だって簡単にプレゼントできますし、何千万の車だって、はたまた家だってプレゼントすることができます。こうして使えるお金は全て株の配当金でAさん自身が外に出て働いて得たお金ではありません。そこに疑問を持ったAさんは、「アルバイトをして3万円を得て、それをプレゼントしよう!」と思ったのかもしれません。そのお金で何か買えば良いものの、億万長者過ぎて労働で得た現金を貴重に思ったAさんはあえて現金をプレゼントするのです。そう考えるとその現金3万円も、単なる3万円と違った感じを持ってくるように思えて来ます。

 

まぁ、結局のところどちらにせよ、今回の問題設定上ではBさんは怒って帰ってしまいます。Aさんが色々と苦心した結果の3万円であれ、何も考えずの3万円であれ、Bさんは怒ってしまうのです。この根底には一体何があるのでしょうか? お金があれば色々なことが解決できる世の中ですが、二人の中は違う意味で解けてしまったようです。

 

こんな仲違いを起こさせてしまう原因となった「お金」。テーマにある通り、お金の話をすると「いやらしい」と言われることがよくあります。ですが、その話をあえて皆さんと語り合いたいと思います。ご興味をお持ちになられた方は、ぜひお気軽にお店までお越しください。皆さまのご来場お待ちしております。

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